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2007年10月29日

[連載] デザイナーのためのActionScript講座 ― 第2回:Booleanと比較演算子

スクリプトの中でよく使われているものとして truefalse という値があります。
この2つの値をBooleanとかブール値といいます。
国内の書籍なんかでは、よく「真」「偽」と書かれています。総称して「真偽値」と書かれていたりもします。
もう少し噛み砕いて言うと「正しい」と「正しくない」が意味として近いと思います。
var a = 10;
trace(a==10);
上記のActionScriptを実行すると、「true」が出力されます。
これは「a==10」が「a の値は 10 と等しいです。」と書いています。
それに対して、書いていることが正しいので、その結果として true が出力されるのです。
もしこれを
var a = 5;
trace(a==10);
と書くと、 a の値は 5 であるのに対して、「a の値は 10 と等しいです。」と書かれているので、
間違ったことを言っているとして false が出力されます。

この中で使用している "==" を比較演算子といいます。
比較演算子は、その名の通り「2つの値を比較する」ためのものです。
"==" の場合、「左の値と、右の値が等しい関係である」ことを比較して調べているわけです。

比較演算子は他にも以下のようなものがあります。

比較演算子
==左側の値と、右側の値が等しいかどうかを調べます。
!=左側の値と、右側の値が等しくないかどうかを調べます。
>左側の値が、右側の値より大きいかどうかを調べます。
>=左側の値が、右側の値より大きい、もしくは等しい(以上)かどうかを調べます。
<左側の値が、右側の値より小さいかどうかを調べます。
<=左側の値が、右側の値より小さい、もしくは等しい(以下)かどうかを調べます。
===左側の値と、右側の値が型を含めて等しいかどうかを調べます。
!==左側の値と、右側の値が型を含めて等しくないかどうかを調べます。

"!=" というものが上の表にあります。これは "==" の逆で、等しくなければ true を示し、 等しい場合は false を示します。
var a = 5;
trace(a!=10);
上記は true を出力します。
これはつまり、「a の値は 10 ではありません」と言っているので、言っていることは正しいということで true なのです。

また表の7つ目と8つ目については、文字と数値を区別した形で判断するためのものです。
文章中の文字として書かれた "1" という数字と、物の数が何個あるかを示す "1" は違うものということです。
詳しくは、また後日書きますので、まあ、こういうものもあるとだけ頭に入れておいてください。

以下に、また例をいくつか挙げておきますので、いろいろ試してみてください。
trace( 2*5 == 10 );
trace( 3*10 > 20 );
trace( 10 >= 10 );
trace( 10 > 10 );
trace( 1+2+3+4+5 != 30/2 );
trace( false == false );
trace( (2*5==10) != false );
var a = 2;
var A = 4;
trace( a < A );

いきなり前回の「スクリプトは左から」と違ってるじゃないか!と思った方へ。
trace( 5+5 == 20/2 );
trace( (5+5) == (20/2) );
この2つ目の式から括弧()を省略したものと考えてください。
1+2*3 という式にわざわざ()を使わないようなものです。


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