JSFL: 2008年7月アーカイブ

リンケージの設定と同時にクラスファイルを自動生成する
Flash CS3 用の JSFLコマンドをアップしました。

LinkageSettings.mxp

Flashのメニューから「コマンド」>「LinkageSettings」で使用できます。
このコマンドを呼び出す際は、以下の条件が必要です。

  • flaファイルが保存されたもの。
    (新規作成で開いた状態で未保存の場合は使用できません。)
  • ステージ上のシンボル、もしくはライブラリ内のシンボルを1つ以上選択した状態であること。
  • ドキュメントのActionScriptのバージョンが3であること。

まだベータ版ってことで、Macで検証できてないのと、 AS2 には使用できません。
実行すると以下のダイアログが表示されます。



特徴
  • ステージ上、もしくはライブラリ内で選択中の複数のシンボルをまとめてリンケージ設定可能
  • リンケージの設定対象は MovieClip, Bitmap, Font, Sound, Button の5種類です。
  • リンケージ設定時にクラスファイルが存在しない場合、自動で生成することができます。
  • クラスファイルの自動生成時に特定のイベントを追加しておくことができます。
  • クラスファイルの自動生成時にEmbedタグを設定しておくことができます。
  • 複数選択時、クラス名に*を使用することで、各シンボル名と同名のクラスを作成します。
    例)classes.display.*
  • 複数選択時、基本クラス名に*を使用することで、
    各アイテムのデフォルトで割り当てられるクラスを基本クラスに設定することができます。
  • 対象がムービークリップの場合、内包するインスタンス名を変数宣言しておくことができます。
  • 対象がムービークリップの場合、タイムライン上のスクリプトを調べて、クラス内に addFrameScript として設定することができます。
  • 書き出すクラスファイルのテンプレートは単独のファイルとなっているため、比較的容易に編集が可能です。
    "Commands/seyself/templates/as3_class.tmpl" がテンプレートファイルです。
    テンプレートファイル内で[XXXX]と書かれている箇所が、
    それぞれ置き換えられる場所になっているので、編集の際はご注意ください。

注意事項
  • まだ検証が十分ではありませんので、ご使用には注意してください。
    特に複数のシンボルをまとめてリンケージ設定する際に、クラス生成も同時に行うと
    予期せぬ結果になる可能性があります。
  • クラスパスは相対パスで記述してください
  • Embedタグを追加した際、自動的にswfファイルへの参照が記述されますが、
    この機能はflaファイルの位置を指しています。
    flash側でパプリッシュ先を、他のディレクトリに指定を変更した場合でも、
    flaファイルの位置を元に書き込まれます。

困ってること
  • Flash側でSWFのパブリッシュ先を変更した場合の、書き出し先の取得方法が分かりません。
  • XULがよく分からず、表示パネルの外枠がやたらデカくて困ってます。
  • Mac にて検証する環境がないため、ディレクトリの指定等がまったく分かりません。

もしどなたか Mac 環境で検証してくれるって方がおられましたら
是非以下の JSFL ファイル(DirectoryTest.jsfl)を使用して、
出力された結果を教えていただけませんでしょうか。

directory_access_test.jsfl

ちなみに「 Windows XP SP2 / Flash CS3 」での出力結果は以下のようになりました。 ご参考まで。
//==== Directory Access Test ====

■fl.configURI =
file:///C|/Documents%20and%20Settings/wada/Local%20Settings/Application%20Data/Adobe/Flash%20CS3/ja/Configuration/

■document.path =
D:\wada\00_works\2008_latter\20080709_test_commands\flash\20080709\index.fla

■fl.browseForFolderURL() =
file:///C|/flex_sdk_3/bin

■fl.browseForFileURL() =
file:///C|/Program%20Files/Adobe/Adobe%20Flash%20CS3/Flash.exe

//==== Test Complete ====

以後、ゆっくりとですが調整していく予定です。

現状 Flash CS3 では、 JSFLで画像(BitmapItem)のリンケージ設定で
「ActionScript に書き出し」の設定をしようとしても値が false のままで変更できません。
item.linkageExportForAS = true;
alert(item.linkageExportForAS); // output : false
lib.setItemProperty('linkageExportForAS', true);
alert(item.linkageExportForAS); // output : false
プロパティを直接設定しても、 setItemProperty を使っても同じです。

で、ちょっと無茶な方法ですが以下のようにスクリプトを変更します。
var item = fl.getDocumentDOM().library.getSelectedItems()[0];
if(item.itemType=="bitmap") item.linkageExportForRS = true;
item.linkageExportForAS = true;
item.linkageExportInFirstFrame = true;
こうすると、ライブラリからマウス操作でリンケージパネルを開いたとき、以下のようになります。



このように「ランタイム共有用に書き出し」が true に設定された状態で、
「ActionScript に書き出し」は設定されていないという、パネルを直接操作しても
再現出来ないようなおかしなことになってますが、このときのBitmapItem のプロパティを
出力すると以下のようになります。
linkageExportForRS = true
linkageExportForAS = undefined
linkageExportInFirstFrame = true
linkageClassName = image.jpg
linkageBaseClass = 
allowSmoothing = false
compressionType = photo
quality = -1
useImportedJPEGQuality = true
itemType = bitmap
name = items/image.jpg
linkageImportForRS = undefined
linkageIdentifier = image.jpg
linkageURL = 
linkageClassName(太字)のところを見ると、クラスが設定されています。
この状態であれば、linkageClassName、linkageBaseClass 共にスクリプトで設定しなおすことが出来ます。
linkageURL はそのまま空でもパブリッシュは可能です。

このJSFLコマンドを実行した後、リンケージパネルを変更せずに
以下の ActionScript をタイムラインに書いてプレビューしてみると、
ちゃんと書き出されてることが確認できます。
linkageClassName は JFSL に追記して "image_jpg" に変更しています。
import flash.display.Bitmap;
addChild(new Bitmap(new image_jpg(1,1)));
ただし、「ランタイム共有用に書き出し」を行ってしまうので、これを使うと
Bitmap に設定したクラス名とファイルを配置した SWF の URL が分かれば、
他のドキュメントソースファイルから「ランタイム共有用に読み込み」で読み込んでしまえる。

残念ながら linkageExportForRS を false にすると、結局 AS への書き出しも行われなくなってしまうので
今のところ対処方法はまだわかりません。無いのかもしれない。

FlashDevelop + FlexSDK とかで開発する上で、
SWF から [Embed] タグで画像を読み込む分には使えるかもしんない。
それをしないといけない状況があるかどうかなんですが。